橘 直貴氏(Naotaka Tachibana)

 

 札幌市出身。1988年桐朋学園大学音楽学部にホルン専攻として入学。1992年同大学卒業後、研究科に進み、1994年より1997年まで同大学の付属機関である指揮教室に在籍する。この間、指揮を岡部守弘、紙谷一衛、黒岩英臣の各氏に、ホルンを安原正幸氏、チェンバロを鍋島元子氏に師事する。また、大学在学中より、シエナ・ウィンドオーケストラに入団。1995年4月まで同団のホルン奏者を務める。

大学卒業後、ウィーン国立音大助教授である湯浅勇治氏の指揮セミナーに参加、師事する。1999、2001年 ウィーン・マスタークルゼ指揮マスターコースにてサルヴァドール・マス・コンデ氏に、2000、2003、2004、2006年イタリアのムジカ・リヴァ夏期国際アカデミー指揮マスターコースにて、イザーク・カラブチェフスキー氏に、また2001年ドイツのシュレスヴィッヒ・ホルシュタイン音楽祭指揮マスターコースにてヨルマ・パヌラ氏に師事する。

2001年、第47回ブザンソン国際指揮者コンクール・ファイナリストならびに会場内の聴衆による投票にて最優秀である聴衆賞受賞。同年に、オーケストラ・レジオナル・ドゥ・カンヌと、2002年にフランスのトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、2006年にサンクト・ペテルブルグ・フィルハーモニーと共演。2007年、第2回バルトーク国際オペラ指揮者コンクール優勝。クルージュ=ナポカ・ルーマニア国立歌劇場、スロヴァキア国立コシツェ歌劇場、またブルガリア・ブルガス国立歌劇場に出演。これまでに、東京交響楽団、東京シティフィル、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、東京室内管弦楽団、東京佼成ウインドオーケストラ、シエナ・ウィンドオーケストラ、札幌交響楽団、仙台フィル、群馬交響楽団、関西フィル、大阪交響楽団、日本センチュリー交響楽団、広島交響楽団、九州交響楽団他と共演。2009年より東京室内管弦楽団のアドヴァイザー兼プリンシパルコンダクターとして、コンセール・エクラタン福岡の音楽監督として活躍。各地のオーケストラ、合唱団やオペラの指揮者として活動している。ヴィオラ・ダ・ガンバを平尾雅子氏に師事しており古典的アプローチにも積極的に取り組んでいる。子供たちに音楽の素晴らしさを伝えることにも情熱を注いでいる。

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